商用サイトの定義

当ブログは、商用サイトを運営する企業の利益拡大に役立つ

情報提供を目的としています。

 

このよく耳にする"商用サイト"という表現ですが、

"商用サイト"の捉え方は企業によって異なるのでは

ないでしょうか?


そこで、"商用サイト"とはどのような形態のものが考えられるのか、

整理してみたいと思います。

 

 


■Webサイトにおいて直接的収益を得ようとするもの

 

・販売マージンによる収益モデル

いわゆるオンラインショッピングサイト。ECサイトとも表現されます。
販売対象としては、物流を伴う商品だけでなく、

(株取引のように)物流を伴わない商品もあります。 

また、出店形態としては、

楽天市場やYahoo!ショッピングのようなモールに出店する方法、

自社でドメインを取得してオリジナル店舗として出店する方法が

あります。

 

・広告掲載料による収益モデル

分かりやすい例では、検索ポータルであり情報ポータルサイトでもあるYahoo!や、

プロバイダ業者(niftyやBiglobeなど)が運営するポータルサイトなどが挙げられます。
総合ポータルについては寡占化が進んでいるため、近年ではポータルの専門化が

進んでいます。

  

・コンテンツ利用料による収益モデル

月額制のオンラインゲームサイトなどはこの部類に入るでしょう。
特に携帯(モバイル)コンテンツ事業者が多く採用しているモデルです。
コンテンツ開発や、(docomo、au、softbankなど)キャリア公式化などに

多額の投資が必要となるため、中小企業にとっては少々敷居の高い

収益モデルと言えます。 

 


■Webサイトを通じて間接的収益を得ようとするもの 

 

・予約獲得モデル

決済までは完了しないという点で、

「販売マージンによる収益モデル」とは区別しています。

各種クリニックやホテルの予約などが代表的。

販売マージンによる収益モデル同様にリピーターの獲得(顧客育成)による

安定収益を得られるかどうかが重要なポイントとなります。

 

・反響獲得モデル

「資料請求」や「見積依頼」など、セールス機会を生み出すことを

目的とした運用モデルです。

法人向け営業、個人向け営業問わず、このモデルに当てはまる

ウェブサイトを運営する企業は非常に多く、当社が依頼を受ける

コンバージョン率(反響率)改善案件も、このモデルの場合が

圧倒的に多い傾向にあります。

あくまで利益獲得までのステップとしてウェブを活用しているに

過ぎないため、反響獲得後の営業活動が大切だということは

言うまでもありません。

 

・マーケティング活用モデル

製品(サービス)の開発やサポートの充実など、ウェブで顧客ニーズを把握し、

リアルビジネスに活かして行こうとするモデルです。

調査票によるウェブアンケートや、アクセスログ解析ツールを利用した

ユーザー行動分析などが一般的です。

 


詳細に分類すればまだまだ挙げられると思いますが、

代表的なものは上記で網羅出来ているのではないでしょうか。

いずれも、「ウェブサイトに集客しなければ何も始まらない」

「訪問者に(期待する)アクションを起こさせる工夫が必要」という

共通ポイントがあります。

 

あなたの会社が現在行っているモデルはどれに該当しましたか?

それは企業利益を考慮した上でベストな選択でしたか?

1つではなく、複数展開できるチャンスはありませんでしたか?

 

Webマーケティングの初歩の初歩ですが、意外に見落としているポイントです。

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Yoichi Ito
プロフィール
株式会社コーヨー シニアコンサルタント 伊藤陽一
Webマーケティング支援サービスを行う株式会社コーヨーのウェブコンサルタント。
「実益が伴うWebマーケティングの実践」をコンセプトに様々な業界のWebコンサルティング業務に携わる。
最近ではWebマーケティング支援に加え、インターネット広報PRの支援にも力を注いでいる。
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